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関節が痛い、これって痛風?痛風の基礎知識


関節が痛い、これって痛風?

ある日、朝起きたら突然関節の痛みが!

前日に激しい運動をしたわけでもないのにどうして?

もし、こんな体験をされた事のある人はもしかしたら、
その関節痛は痛風発作かもしれません。

痛風とは普段から血液中の尿酸値が高めの人がなりやすい病気で、
血中の尿酸が結晶となり、関節にこびりついてそこから炎症を起こし、
激しい痛みを伴う病気です。


痛風はその前段階として「高尿酸血症」という生活習慣病があり、
これは前述した通り、血液中の尿酸値が慢性的に高い状態となる病気です。

高尿酸血症には目立った自覚症状は無く、増え過ぎた尿酸が結晶化して
骨や関節に貼り付いて炎症を起こし、痛風発作を発症するという流れになります。

痛風発作が起こる部位として最も多いのが足の親指の付け根ですが、
骨や関節であればどこにでも尿酸結晶はとりついてしまうため、
全身の関節で痛みを生じる可能性があります。


また関節に激しい痛みを生じるところから関節リウマチと混同しがちですが、
慢性関節リウマチは膠原病の一種で、

こちらは本来体を守るための免疫システムが暴走して健康な骨や関節を
攻撃してしまうことが原因で起こる病気で、医学的には全く別の疾患になります。

かつては「贅沢病」や「成人病」と呼ばれていた痛風ですが、
現在では生活習慣病の一種に分類されていて、治療には血中尿酸値の値を下げる薬と、
発作時には痛み止めを併用して保存的な治療(内科的治療)が行なわれるのが一般的です。


また関節以外にも、骨が痛む場合や足の裏や手の甲が痛む場合などもあります。

高尿酸血症の女性がハイヒールなどを履く事で
外反母趾を起こすような過度の負担を足の指関節にかけると、
痛風発作を起こしやすくなるというデータも報告されています。


痛風の前段階である高尿酸血症は自覚症状が無いため、
健康診断で行なわれる血液検査によって発見される事が多く、

早めに治療を開始すれば痛風発作を抑制することも可能ですから、
職場や地方自治体が行なっている健康診断は定期的に受診するようにしましょう。

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