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痛風発作と車の運転について 痛風の基礎知識


痛風発作と車の運転について

痛風発作の発症する箇所として最も多い(全体の70%以上)のが足の親指の付け根です。

なぜ、この部位に痛風発作が起こりやすいのかというのは単純な物理の問題で、
人が歩く時には踵から地面に付き、最終的に親指の付け根あたりで
地面を蹴ることで前に進む推進力を得ます。

つまり、足の親指の付け根関節は一番地面に接している時間が長く
頻繁に曲げられる関節なので、そこに尿酸結晶が蓄積しやすくなるという理屈です
(尿酸結晶は水よりも比重が重いので物理の法則で下の方に溜まっていきます)。

また、痛風発作ではこれまで経験した事の無いような激痛が走ります。

特に急性期の発作では靴は愚か、靴下を履くのでさえ苦痛で冷や汗が出る程で、
歩くなんてとんでもない!という具合なのです。

こうした状況下で自動車を運転するというのはどれほどの危険性が伴うかというのは、
容易に想像出来ることと思います。

特にアクセルやブレーキを踏み込む時には足の親指に力がこもりますし、
痛みは集中力をそぐため非常に危険です。

また、痛風で処方される痛み止めは眠気を催す副作用を持つタイプもありますので、
痛み止めを飲んでいるから大丈夫という事は絶対にありません。

右足以外に発作が出ている場合には、オートマ車なら右足が使えれば運転出来る
なんて考えている人も居るかもしれませんが、

上記のように痛風の痛みは半端ではない激痛なので、痛みによる注意力散漫は
大事故に繋がりかねませんし、何より痛みによるストレスで渋滞等に巻き込まれると、
更に血流量は低下し痛風発作を悪化させる危険性すらあります。

注意一秒、怪我一生というスローガンにもある通り、
痛風発作を起こしている時には絶対に自動車の運転をしないように心がけてください。

交通事故はあなたを加害者にし、被害者の一生を奪う事にもなりかねないのです。

痛風発作は一生続くものではなく一過性のものであり、
尿酸を溶かす作用のある治療薬を飲む事でコントロールすることも可能です。

場合によっては痛みが数日続く事もありますが必ず治まりますので、
発作を起こしているときは無理をせず安静にして発作が治まるまで待ちましょう。

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