ある日突然の激痛に苦しむことになる痛風ですが、
痛風は自分で予防することができるんです。
骨折よりも痛いと言われる痛風発作に苦しむなら、
日頃から自分でできる予防法を実践したほうが良いですよね。
痛風の予防法とは、ずばり日頃の生活習慣に気をつけることです。
生活習慣と痛風の原因である高尿酸血症は、密接な関わりがあるため、
生活習慣によって痛風になるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
痛風予防になる生活習慣の一つは、正しい食生活を送ることです。
ここでの正しい食生活とは、
高尿酸血症の原因物質であるプリン体の摂取を控えた食生活のことです。
プリン体は、体内で尿酸に変化する物質なので、
プリン体を多量摂取することで、高尿酸血症となり、痛風発作を引き起こします。
プリン体を多く含む食品として、ビールなどのアルコール類、
レバーや白子、カツオ、エビなどが挙げられます。
これらは、家庭料理より外食、特に宴会などで出てくるものばかりです。
痛風患者の90%以上が男性である理由は、
女性よりも外で宴会などお酒を飲む機会が多いからと言えるでしょう。
そしてプリン体が少ない食品は、野菜や海藻類、イモ類などです。
これらはアルカリ性の食品であり、
アルカリ性の食品を摂取すると、尿もアルカリ化されます。
アルカリ化された尿には、尿酸が溶解しやすいので、
尿酸の排泄にも有効なんです。
また、日頃からたくさんの水(1日2リットル以上)を飲むことも、
痛風予防に効果的です。
尿量を多くすることで、尿酸の排出も促進されます。
ストレスを溜め込むことでも、尿酸が産生されやすくなるなりますので、
自分なりのストレス発散方法を見つけておくことも大切です。
現代社会では、ストレスを感じずに生活することは困難です。
でも、そのストレスを溜め込まず、
趣味などを生かして発散することは可能ですよね。
そのほかの生活習慣としては、適度な運動をすることも重要です。
痛風患者には、肥満体型の人が多く、
疫学的にも尿酸値と肥満は密接な関わりがあることがわかっていますし、
肥満の人が減量することで、痛風のリスクが減るというデータもあるんです。
上記の食生活に加えて、日常的に運動することで、肥満を防止し、
痛風を予防することになります。
「ビールやレバーなどプリン体の多い食品の摂取を控える」
「野菜や海藻類、イモ類を積極的に食べる」
「ストレスを溜めない」
「日常的に運動する」
これら痛風の予防方法は、健康な生活を送るための生活習慣と言えるでしょう。
痛風予防のために、何か特別なことをするのではなく、
自分の健康を気遣った生活を送れば、自然と痛風予防を実践していることになるんですね。
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