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痛風になると足の裏に痛みが出るって本当？

痛風発作が起こりやすい部位として知られているのが足の親指の付け根で、
全体の70%以上を占めています。

また、痛風は血液中の尿酸が結晶化して骨や関節にこびりつくことで
炎症を起こし、激しい痛みを起こす病気なので、
一般的には頻繁に動かす関節部に症状が起こりやすいというデータがあります。

しかし数の上ではそれほど多くないものの、足の裏に違和感や強い痛みを覚えて、
診察してもらった結果、判明したのが痛風だったという例もあります。

では、いったい何故痛風で足の裏が痛くなるのか、
その理由について説明していきましょう。

痛風で足の裏が痛くなるケースは、初期症状や痛風を経験してから
数年が経過してからの人が多いというデータがあります。

つまり、現在尿酸値が異常に上昇して、痛風発作を起こしやすい状態にある人よりも、
尿酸値が低い状態で足の裏が痛む例が多いということになります。

詳しい原因などはまだ不明ですが、
尿酸値が高い人で足の裏が痛むという場合は痛風発作の前兆と考える事が出来ます。

また、足の骨は緩やかなカーブを描いている上にいくつかのパーツに分かれています。

歩いたり走ったりするときの衝撃は、
このカーブとパーツ分けされた部位がうまく吸収出来る仕組みになっています。

しかし、足の裏は体の一番底部にあるため、そこには尿酸結晶が蓄積しやすく、
老化や生活習慣病によって血流量が低下している場合には、

足の裏部分の骨に尿酸結晶がこびり付いて炎症をおこし、
痛みを生じるというケースも考えられるのです。

足の裏は第二の心臓と呼ばれるように、
着地した衝撃を利用して血液を心臓に返すような仕組みになっています。

よって、基本的にはそこに尿酸結晶が溜まるということは考えにくいのですが、
血流量が低下しているような状態ではそれもうまくいかずに、
尿酸結晶が蓄積していきやすくなると言えます。

したがって痛風発作で足の裏が痛くなる場合には、痛風（高尿酸血症）以外にも
動脈硬化症や高血圧症を併発している可能性が高いので注意が必要となります。

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