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痛風の前兆について痛風の基礎知識


痛風の前兆について

痛風は一度発作を経験すると二度目からは何となく
発作が起こりそうな予感めいたもの(前兆)を感じるようになると言います。

この前兆は殆どの痛風発作経験者が感じるもので、
適切な文章にするのは難しいのですが、発作が起こる数時間前から、

前回発作を起こした部位が何となくもやもやしたり、重たくなったり、
むずむずするような不快感を覚え、あたかも「もう間もなく発作が始まります」
と告げられているような感覚だという人が多く、文字通り前兆として感じるものです。


この「むずむず」や「もやもや」という表現はオノマトペと呼ばれ、
最近では報道等でも頻繁に紹介され耳にした人も多いと思われますが、

痛風発作の前兆を医師に説明する表現として非常に有用なため、
臨床現場でも問診時に重要視されるようになりました。

痛風は怪我やリウマチの関節痛とは違い、
気温や湿度の変化などで痛みだすというものではありません。

しかしながら発作が起こりやすい時間帯というものがあり、
それは夜中の2時頃が最も発症頻度が高い時間帯である、というデータが報告されています。

寝ている間にも前兆を感じる人は多く、過去に発作を起こした部位に
違和感を覚えて目が覚めたという報告例がいくつも確認されています。

このような場合には、我慢したり様子見をしたりせずに早めに薬(痛み止め)
を飲んで、発作が起こった時にはすぐに医療機関を受診出来るようにします。

現状では痛風の発作を抑えるために日常的に血液中の尿酸値を下げる薬を飲む
以外に痛風発作に対する効果的な治療法は存在しません。

万が一発作が起こった場合には、強い痛み止めを飲んで
発作が治まるまで待つ以外の手だてはないので、前兆を感じたら
早めに痛み止めを飲んで、発作に備えるのが最善の策ということになります。

痛風はそれ単独でなる病気というよりも、高血圧症や動脈硬化症、高脂血症、
メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を合併している確率が非常に高く、

中でも高脂血症と高血圧症は合併リスクが高いので、
投薬治療をしている人は食事療法や運動療法も合わせて行ない、
生活習慣病全体のリスクを下げることが重要だといえます。

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