贅沢病といわれる痛風ですが、痛風患者は約96万人、
痛風予備軍である高尿酸血症を指摘されている人は、
1000万人以上とも言われています。
しかも、食生活がどんどん豊かになり、
高カロリーのものを食べる機会が増えてきているため、
ここ数十年で痛風患者は、急増しています。
ビールを毎日のように飲み、レバーやカツオ、白子、あん肝、エビなど
プリン体の多く含まれた食品をたくさん食べると、
体内でプリン体が尿酸へと変化し、尿酸の排出が追いつかずに蓄積していきます。
上記のように、痛風は食生活などの生活習慣の乱れが主な原因であるため、
痛風の治療には食事療法が欠かせません。
でも、この食事療法は、今まで好きなものを好きなだけ食べてきた人にとっては、
非常に苦痛でストレスを感じるものです。
尿酸値を下げたい一心で、厳しい食事療法を始めると、長続きせず、
むしろ反動で暴飲暴食をしかねません。
尿酸値を下げたい、でも厳しい食事療法はできるだけ避けたいという人に
おすすめなのが、痛風に効果があるサプリメントを利用することです。
サプリメントは、内服薬とは違いますので、気軽に始められますね。
サプリメントを始める上で、最も気になるのが、
「本当に効果があるのか?」だと思います。
ただ単に「痛風に効く」という宣伝文句だけで選ぶのではなく、
含有成分にどんな作用があるかをしっかり把握し、
その作用が痛風に効果があるとわかったものを選ぶようにしましょう。
痛風に効果があるサプリメントの代表格は、クエン酸です。
クエン酸は、黒酢などに含まれる成分ですが、
クエン酸は尿をアルカリ化させる作用があります。
尿がアルカリ性に傾くと、尿酸が尿中に溶けやすくなり、
体外へ排出しやすくなります。
また葉酸は、体内で尿酸を産生する酵素キサンチンオキシターゼの
働きを抑制する作用が確認されていますし、
ビタミンCは尿酸を腎臓へ移動させ排出を促す働きがあると言われています。
魚に含まれるEPAや消化酵素の一つであるブロメラインは、
抗炎症作用が確認されていますので、痛風発作時に摂取すると良いでしょう。
これらのように、具体的に一つ一つの成分の作用を確認してみると、
気軽に始められるサプリメントでも、痛風に効果があることがわかりますよね。
サプリメントを摂取することが、少しでも痛風の治療の助けになれば、
食事療法もある程度緩やかなものにできるできるかもしれません。
ストレスなく痛風治療を続けていくために、
サプリメントの力を借りてみてはいかがですか?
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