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痛風に漢方薬は効果がある? 痛風の治療


痛風に漢方薬は効果がある?

漢方医学は、もともと古代中国(漢)で発達したのものが日本に渡り、
独自の発展を遂げてきた伝統医学で、漢方医学で用いられる薬を
「漢方薬」と呼んでいます。

漢方薬は、草根木皮などの植物性のものの他に、動物性や鉱物など
天然のものを原料としていて、西洋医学で用いられる薬剤よりも
副作用が少ないという特徴があります。

最近は医療の現場でも漢方薬の効果が認められ、
治療に漢方薬を使う医師が増えてきています。

では、痛風に漢方薬は効くのでしょうか?

痛風は、プリン体の過剰摂取などが原因で高尿酸血症となり、
尿酸が関節周囲に蓄積して結晶化することで、関節炎が起こり、
激痛に襲われる病気です。

西洋医学の場合は、薬剤を用いて尿酸値を下げたり、
痛風発作の痛みを抑えることが治療の中心となります。

漢方医学では、病気の原因は「瘀血(血毒)」、「食毒」、「水毒」
の3つに分けられていますが、痛風は「食毒」から来る病気と考えられているため、
食毒に効果のある漢方薬を用いて治療します。

食毒に効果のある漢方薬の中でも、特に痛風に効果の高いものをご紹介します。


防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
高血圧の傾向があり、腹部の皮下脂肪が多く、便秘がちな人に向いている漢方薬で、
動悸、肩こり、のぼせ、便秘、尿量減少、肥満、むくみ解消などに用いられていますが、
最近は痛風治療に用いられることが多くなっています。

大柴胡湯(だいさいことう)
高血圧や便秘がちの人に向いている漢方薬で、肝臓や胆のう、胃腸の病気、
便秘や痔、肥満の解消などに効果があるとされています。


また、痛風発作の関節痛には、次の漢方薬が用いられます。

越婢加朮湯(えっぴがじゅつとう)
尿量が減少している人に向いている漢方薬で、痛風や関節リウマチなどに適応しています。
体の熱や腫れ、痛みを発散させる効果があります。

薏苡仁湯(よくいにんとう)
冷え性やむくみがちの人に向いている漢方薬で、尿量を増やし、
余分な水分を排出して、関節や筋肉の痛みを緩和させる効果があります。


漢方薬は、一般的に副作用が少ないものですが、痛風の治療目的で服用する場合は、
自己判断で服用せず、主治医に相談してから服用するようにしましょう。

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