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症状 アデノウイルス



アデノウイルスの症状

アデノウイルスは型によって様々な症状を来します。

特に注意しなければならないのは7型のアデノウイルスで、発症すると重度の肺炎を引き起こし、場合によっては死に至る危険性のあるウイルスです。

また3型のアデノウイルスに感染するとインフルエンザと良く似た症状を引き起こします。


具体的には、高熱が一週間程度続き、扁桃腺が腫れ、激しい喉の痛みや目の充血などがあらわれてきます。

この3型のアデノウイルスは、夏場にプールに入ることで水を介して間接的に感染することから「プール熱」と呼ばれることもあります。

ただし、プールに入っていなくても感染者に接触したり、会話中の飛沫によっても感染する可能性があるので注意しましょう。


さらに8型のアデノウイルスに感染すると流行性の結膜炎を発症します。

流行性の結膜炎にかかると、目が充血しまぶたが腫れて激しい痛みやかゆみに見舞われます。

また発熱し、目やにが大量に出るなどの症状がでることもあります。

8型アデノウイルスは感染力が強いだけでなく発病率も高いため、発病した場合には出来るだけ他人との接触を控えなければなりません。


この他にも11型のアデノウイルスは尿道に感染し、排尿時に激しい痛みを生じ、真っ赤な血尿が出る場合もあります。

さらにアデノウイルスが腸に感染すると、腸重積という症状を起こす原因となります。

腸重積とは、腸管が腸そのものに入り込んでしまう病気です。

ちょうどシャツを脱ぐ時に袖の先端がまくれて内側に入り込んでしまうのと同じことが腸で起こると考えて下さい。

こうなると激しい腹痛、発熱、嘔吐などの症状を繰り返すようになり、炎症部分が腹膜へと広がると腹膜炎を合併してしまい、死亡するケースもあります。





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