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予防接種・ワクチン ロタウイルス



ロタウイルスの予防接種・ワクチン

ロタウイルスに対する薬としては前述した通り、重症化させないためのワクチンが存在します。

このワクチンとは、ロタウイルスそのものを弱毒化させたものを投与する生ワクチンと呼ばれる種類の薬剤です。

投与方法はワクチン接種によく見られる筋肉注射によるものではなく、液状のワクチンを口から飲むタイプのものとなります。

現在日本で入手出来るロタウイルスワクチンは、ロタリックス(グラクソスミスクライン社製)とロタテック(MSD社製)の2種類です。

予防接種としてこれらの薬を投与する場合、ロタリックスは生後2ヶ月目と4ヶ月目、ロタテックは生後2ヶ月目、4ヶ月目、6ヶ月目に与えます。

アメリカ、オーストラリア、ベネズエラなど12カ国ではすでに乳幼児に対しての定期接種が義務づけられていますが、日本では任意接種となっています。

定期接種の場合、病院や保健所での健診時に受けることが出来、費用は国庫で負担するため、無料か一部負担のみで済みますが、任意接種の場合、病院で処方してもらい全額自己負担となります。

このことが全ての乳幼児に予防接種を受けさせることへの大きな障害となっています。

ただ、ロタウイルスは圧倒的に乳幼児への患者数が多く、また重症化する危険性が高い上に、乳幼児は治療時の水分コントロールが難しいため、予防接種の定期接種化が強く望まれています。





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