インフルエンザの主な症状は、激しい咳や鼻水、咽頭部の腫脹による喉の痛み、38℃以上の高熱が3日から10日程度持続する、悪寒や倦怠感などの強い全身症状が現れるなどです。
また、型によっては下痢や嘔吐などの消化器症状を呈する場合もあります。
現在、日本で流行するインフルエンザにはA香港型、Aソ連型、B香港型などがありますが、小児の場合C型インフルエンザにかかる可能性も指摘されています。
またA型に比べB型のインフルエンザの方が消化器症状が現れるケースが多いとされています。
鶏インフルエンザや豚インフルエンザが変異してヒトに感染するようになったものはA、B、Cのいずれの型にも属さないため、新型インフルエンザと呼ばれています。
しかし、インフルエンザウイルスは変異性が高いため、現在知られているだけでもA型B型ともに10種類以上の型の存在が報告されています。
インフルエンザで気をつけなければならないのは、発熱による甲状腺機能の異常と、消化器症状による脱水、喉の痛みや咳、倦怠感による食欲不振がもたらす栄養不足です。
これらの症状が3日以上持続すると、免疫機能が著しく低下し、やがて肺炎や自己免疫性疾患を併発する危険性が高まります。
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